我が名はなんとか菜である!

主に技術系の記事を書きますが、ポエムも混入します。

やはり労働は難しい

僕は労働が嫌いである。

自分の中ではそりゃあ労働なんて誰でも嫌いだろと思っていたけど、社会人になって6年間、それなりの人に会って話をしていくと、どうやら皆がみなそういうわけでもないらしい。

話を聞いていくと、労働が嫌いという人でもそれなりに責任感や使命感や「やりがい」を感じている人の方が多いような気がする。
要するに、労働自体が嫌いであっても、その仕事を自分がこなすことに意義があると感じている人がそれなりにいるということだ。

「無能な働き者」という有名な概念が近いが、あの概念は分類される人間は全員労働自体への適性が存在することを前提にしているので、僕の中では不十分な概念である。

「労働への適性」という軸を足すと、僕はそもそも労働に向いていないほうに分類される。

有能か無能かでいえば、この二値でいえば(全くそうは思わないが)おそらく有能な方に分類されるので、一応表面上は生産性を維持することはできているが、体力的・精神的にはまったく継続性がないと感じる。

まず、自分はサボることに抵抗感がある。

え?そもそもサボるなよって?あなたは労働に適性がある側かやる気がある側なのでしょうね。

仕事の責任範囲が増えていくにつれ、ちょっとデスクの前から離れて通知を受け取れない状態になることへの抵抗感が強くなってきたと感じる。

所詮は慣れの問題なんだろうが、自分の場合はそういう環境に慣れる前に体調を崩す可能性があり、この状態が続くことに不安を覚える。

まあ以前に比べればだいぶストレスコントロールは上手くなったとは思うし、本当に爆発しそうになったときは爆発することにしたので、うつ病が再度深刻化するような可能性自体は低い気はする。

次に、他人に何かを強制させられるのがいやすぎる。

強制させられるというと大げさなんだけど、もっといえば「人の決めたルールに沿って何かをする」ということ全般がとにかく苦手すぎる。

決まったフォーマットで書類を書いたりだとか、経費申請ですら何となく苦手意識がある。

普段からそういうことをさせるようなコードを書いているはずなんだけども。

自分が決めたルールなら守れるので、傍から見るとかなり自分勝手な人に見えるだろうなぁと思う。

今の職場はそういうことがあっても許容してもらえる文化ではあるんだけど、たとえ文化がそうであったとしても自分が自分を許せなかったりするので、これもなかなかストレスである。

最後に一番ダメな要素を書いておくが、とにかく残業をしたくない。

どれぐらいしたくないかというと、今の会社の毎月の平均残業時間が30分を切っている。

もちろん毎日きっちり帰っているわけではなく、うっかり残業してしまったときは別の日に早く上がるというようなことをしているためである。
労働基準法というのはザルもいいところで労働者にとことん不利を強いてくる法律だと思っているが、フレックスタイム制に関してはこの点では評価できる。

ただ今の職場のCTOがたまに「残業をしてでも~」のような不穏な発言をするので、うーんと思ったりもする。強制するような人ではないのはわかっているつもりだけど。

というわけで、色々な理由で労働への適応をあきらめつつあるという現状をいったん受け入れるために文章化してみた。

今日はたまに来る駅前のパン屋で書いているのだけど、今座っている席に冷房の冷気がダイレクトで当たるせいでめちゃくちゃ寒くなってきたので、いったんここまでにする。

あんまりまとまってない文章になってしまったが、まあいつものことではある。

こういうのを最近書いてなかったので、今後また増やしていこうかなとは思っている。