我が名はなんとか菜である!

主に技術系の記事を書きますが、ポエムも混入します。

給料が上がって悠久の有休が欲しいけどエンジニア採用って難しそうだよねっていう日記

世間ではログフォージェーの脆弱性で湧いておりますが、僕は幸いにもJVMを趣味も含めて業務でもあまり縁がないので、対応している人は大変だなぁと思いながら見ています。

今日は大久保の菜々の湯で書いてます、ポテトがうまい。

これを書いている前の日に評価面談があり、そこでなんと2ランクぶんの昇進との評価を賜った。
あとボーナスもそれなりにもらった。やったね。

要するに昇給したってことなんだけど、計算したところだいたいプラス月給5万円前後ぐらいらしい、今までの社会人人生で一番上がったんじゃないかと思う。

らしいっていうのは、うちの会社は給与を(なぜか)時給換算で表記しているのと、ちゃんとしたベースの数字を覚えてなかったので、だいたいそんぐらいだろうなという感じ。
まあかなり働き方が自由な会社なので、フルタイム勤務ではない人の給与と表記上統一するためなのかな、理由は考えてみれば聞いたことがないので今度聞いてみようかな。

ところで、直近でこういう記事を読んだ。

www.orangeitems.com

IT業界においては、エンジニア社員のスキルは個々人の頑張りや適性に非常に強く依存していると思う。
そもそも、ITというのはいろんな場所でスキルの使いまわしが効く(かつ、そういう応用力を持った人間を企業が欲しがる)業界なので、よりそういう状態になりやすい。
そして、そういう応用力のあるスキルを身に付けるには仕事をこなしているだけでは不十分で、日ごろから技術記事を読み漁ったり自分でコードを書いていないと追いつかない。
誰かが旗を振って「転職したほうが給与が上がるよ」という風潮にしているのではなく、自然とこういう状態になっているというのが僕の意見だ。

つまり、そのような構造である以上、優秀な社員の給料を上げようが、もしくは未経験の人を採用して会社単位で駆け出しエンジニアを一定以上のスキルに出来るカリキュラムが作成出来て、仮にそのねらい通りに教育目標を達成できたりしたところで、社員がより給料の高い職場に「逃げられて」しまうという状況は改善しないのではないだろうか。

とはいえ、僕自身がこの業界に身を置いているためか、どうすればいいかという客観的な意見はあまり思いつかない。
僕個人に限って言えば、IT業界の仕事なんてどこに行ってもやることはそこまで大きく変わらないので、福利厚生や働き方の柔軟性みたいなところが自分に合っていれば(あと給料をそれなりにもらえれば)それでいいかなと思う。

でも、会社を選ぶ基準は人によって大きく違うだろうし、クソデカIT企業みたいに超豪華な福利厚生を用意するのは中小やベンチャーには厳しいだろう。
かといって「福利厚生が豪華すぎるしそのぶん給料に回してくれればいいのに」という意見も身近で見たことがあるし、お金を掛けて環境を整備するやり方を取っている限りどこかで不満が出てくるんだろうなとは思う。

ところで、そこまで投資してもらわなくても、例えばこのツイートのように有給休暇を初年度から20日付与するといいというのは働く側としてはすごい嬉しいかもしれない。

ただこのルールを後から導入すると、既存社員からの反発を招く……かもしれない。でもそんなこと言ってたら永久に改革なんて出来ないしね……。

有休付与の「初年度10日、以降1年ごとに+1日ずつ付与日数が増えていく」っていうどこもやってるこのルールって、終身雇用かつ年功序列の旧い慣習であるところが大きいと思うので、いきなり初年度20日とは行かなくても例えば3日ずつ増やすみたいな感じにしても良いのではないかなぁとは思う。(あと付与上限をなくすとか)

考えてみれば、どんなに福利厚生がすごい会社でも有休に関してはどこも画一的にこの付与ルール(有給にカウントされないリフレッシュ休暇っていう制度がある会社もあるけど)な気がするので、もしかしたら何か特別な理由があるのだろうか?
まあそれをいうとなんでどこも8時間労働+1時間休憩=9時間拘束が基本なんだという疑問も湧いてくるので、たぶん理由なんてないんだろうなきっと。

追記:労基法がベースらしいですねこのルール。でもあれって「最低」って話だと思うので、どこもその「最低」の基準でやってることに疑問はないんだろうか……。

色々な給与体系や働き方がある中で、この有休というシステムは労働者にとって最も裁量があるものだと思うので、有休の自由度が高い会社というのは独自の魅力を持たせやすいかもしれないなと書いていて思った。悠久の有休が欲しい

僕もこの12月で入社から半年が経って会社の規定通り有休が付与された身なので、いろいろとタイムリーな話であった。本音を言えばもっと欲しいしね……。

あ、そういえば弊社は「8~9月は有給取得奨励月間だけど、入社直後とかすでに使い切っているなどで有休日数がない人は前倒しで付与するよ」という制度があります。(突然の宣伝)(僕はこれを使って8月に1度5日分を前倒しで付与してもらった。なので12月時点でもらった有休はその分を差し引いて5日でした、というこぼれ話)

一部企業では週休3日だとか1日5時間労働みたいな働き方改革が始まってるので、おそらく働き方の自由度に関する競争はこれから激しくなっていくだろう。
それがIT企業の採用に関する「詰んでいる」感を減らしてくれるかは分からないけど、今働いている環境がよくなることには期待したいと思う。