我が名はなんとか菜である!

主に技術系の記事を書きますが、ポエムも混入します。

メインPCのケースとマザボを交換したら完成まで1週間(と1か月)掛かった

そういえば書いてなかったので、年末なので記事にする。
なお、これは今年のまとめ的な記事の1トピックに含めようとしていたが、記事1つ分の分量になりそうだったので分割したものである。

うちのメインマシンは今年で4年目に入る。
以下がそれを組み立てた当時の記事。

happo31sprogblog.hatenablog.jp

途中、上の記事にもあるCPUを Ryzen7 2700X から Ryzen9 5900X に変えたことはあったので、どこからどこまでが「今の」メインマシンと同じ個体だといえるのかが微妙な話ではあるけど、自分の感覚では4年目ということになっている。

実は Ryzen9 5900X にCPUを変えたタイミングでマザーボードも新調するつもりだったが、微妙にお金がなかったのと、いいマザーボードが出ていなかったのもあって、B450マザーボードにZEN3対応のベータ版パッチを当ててだましだまし使っていた。

9月某日、友人と秋葉にめちゃくちゃ安くなったグラボを見に行ったときに、RTX3070を買っている友人を見て、そのときに欲しくなっちゃった勢いでマザーボードを買った。
あと、以前のケースに 電源ボタンの左上を狙ってピンポイントで押さないと電源が入らない とかいう初期不良があったので、ついでにケースも購入してしまった。

買ったものは、マザーボードMSI の MPG X570S EDGE MAX WIFI

kakaku.com

ケースが、 Fractal Design の Pop Air ホワイト

kakaku.com

ちなみに、ケースはその場で一目惚れしたので衝動買いに近い。

完全に浮かれている馬鹿

しかし自作PCというものは、勢いで買うと大体後悔することが多い。
今回も例に漏れず、上記の品を変え揃えた後に様々な問題が発覚した。馬鹿だねぇ

マザーボードに刺すCPUの電源ケーブルが足りない(と思い込んでいた)

Xが付くハイエンドマザーボードにはCPU電源が2系統付いており、詳しいことは割愛するが要するに一番ぶっとい24pin端子と、グラボの補助電源用に近い見た目の8pin端子の2系統が存在する。
ところでこの2本目の8pinは、実は **刺さなくても動く。
これはオーバークロックをする際の大電流に耐えられるようにするためのものであるが、前述の通りオーバークロックをする際により多くの電流を供給するためのものなので、オーバークロックをしないのであれば基本的には必要ないのである。

それを知らなかった僕は、焦ってAmazonでCPU 6pinのケーブルを勢いで購入してしまった。
後日届いたケーブルはなんと 長さが短すぎて届かなかった。
ここまでですでにメインPCをバラして3日が経過しており、メインPCが使えない期間が長くなることにさらに焦った僕は 延長ケーブルを購入するも、これは端子に互換性がなく、このケーブルを使うとブザーが鳴って起動しないという事態に陥る。踏んだり蹴ったりである。

しかし、問題はこれだけで終わらなかった。

CPUクーラーのファンがデカすぎてケースが閉まらない

玉がはみ出ちゃってる

CPUクーラーは空冷の中でも最強の Noctua NH-D15 を使っていたのだが、これはファンがめちゃくちゃデカいので、そのままだとメモリに干渉するためヒートシンクから(マザーボードから見て)少々上方向にずらして取り付ける必要がある。

しかし、そうすると当然クーラー全体の高さが増すため、 Pop Air のサイドカバーが閉まらない ということが起こった。 NH-D15にはファンが2つ付けられ、もう片方のファンは装着したままでも問題なくケースは閉まるのでシングルファン運用で妥協することも可能だったが、性能を落としたくなかった。

Type-C ヘッダケーブルの在庫がない

Pop Air には今どきのケースらしくフロントパネルにType-C端子が取り付けられる。
当然マザーボードも対応している必要があるが、そこはさすがのXマザーボード、しっかり端子自体は搭載されていた。
が、このフロントヘッダケーブル、標準搭載ではないため別途購入する必要があった。
つまり、このフロントヘッダケーブルを取り付けないと完全体にはならないのである。
まあ別に完全体にこだわる必要はないといえばそうなのだが、 せっかくある機能を使わないのはもったいなさすぎる という謎のこだわりが発生し絶対に手に入れてやるぞというモードに入ってしまった僕に、ここで諦めるという選択肢はなかった。
しかし、ようやくヨドバシドットコムで購入できることを発見したはいいもののなんと 11月頃入荷 という記述があった(当時は9月)
とりあえず注文したものの、2か月間穴の開いたケースで過ごさなければならないのかというモヤモヤは残った。

いざ秋葉原

以上、3つの問題が発覚した僕は自分のことも含めて何も信じられなくなったため、Amazonガチャをやめて秋葉原ツクモ本店を直接訪れて店員さんにすべて頼ることにした。
仕事後でヘトヘトに疲れていたがそんなことはどうでもよい、パソコンを完成させることが僕の最大の目的だった。

目的の物はすぐに見つかった。
見本として、長さの足りない電源ケーブルを持っていったので、目的のケーブルを選定してもらうのはとてもスムーズだった。
また、Noctuaのファンは15cmのものが入らないのであれば12cmを買えばあるいは、という発想で、Noctuaの12cmのCPU用ファンを探してもらった。
なお、残念ながら Pop Air 用のフロントパネル用Type-Cヘッダケーブルはツクモにも在庫がなく、ヨドバシドットコムでの注文が届くのを待つ方がよさそうということだったので、その場では諦めることにした。
対応してくれた店員さんには頭が上がらない、ありがとうございました。

結論を言えば、この2つのパーツは無事に機能した。
ケーブルは長さに余裕があるものを買ったので無事に接続でき、12cmのファンのほうはなんと 15cmファン用ファンクリップが12cmのファンにもそのまま使える という衝撃の事実が発覚したことにより特に工作の必要もなく無事にケースに収めることが出来た。Noctua、一生ついていくぜ。

こうして、1週間掛かったがようやくメインPCの新マザーボード・ケースへの移行が完了したのである。めでたしめでたし。

フロントパネルヘッダケーブルも後日予定より1か月ほど早く届き、無事に装着することができた。本当のめでたしである。

余談

ところで、マザーボードを替えたらOSは再インストールしないとまとも動かないというような話も巷にはあるが、うちの場合は移行前と後が同じMSIマザーボードだったからか、そのままでも一応起動した。
ただ、うちの場合はもともと「Windows11でスリープ操作をすると正常に復帰できずただの再起動になってしまう」という症状が起きていたため、面倒だったが再インストールすることにした。( スリープ死 とかいう呼ばれている問題で割と起こるらしい、なんじゃそら・・・)

WSL2の移行など不安点はあったが、コマンドラインから export/import をすることでそのまま移行が完了した。
こういうときはやはりVMベースな環境は色々と楽だね。

なお、何も問題がなかったかというと、 ダークソウル2ダークソウル3のセーブデータが消失する という事件が起きたため、1か月ほど配信でダークソウル3を再開できずにいるというオチがある。

クラウドセーブに対応するのはダークソウル:Remastered以降らしい、そんなところまで初見殺しなのかよ、ダークソウル・・・。